墓石を選ぶには

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かつては、手で加工できる墓石として柔らかい安山岩が主流でしたが、現在では加工する機械が発達し墓石の主流は硬質の花崗岩、一般にいう御影石となりました。磨くと美しい光沢が出る特徴が魅力です。黒御影と白御影があり関西では白系統、関東以北では黒系統が好まれる傾向にありましたが、これは国産の墓石だけを使用していた一時代前の話で、現在は原石の大半を輸入材に頼っていますので、全国各地でいろいろな石が使われるようになりました。墓石の大半はインドやアフリカ、中国など20数か国から輸入されていますので、ひとくちに「花崗岩」といっても産出地域により違いがあり、どこの産地の石が良いかなどと判定は難しいです。墓石を選ぶときには何よりも自分の目で色や模様などを確認し、気に入ったものを見つけることが大切です。小さなサンプルの石を見るという方法もありますが、できれば石材店まで出向いて手がけた実際の石などをみせてもらうのがよいでしょう。

建墓を考え中の人は、実際に建っている墓石を見ると自分のイメージに合ったものを選ぶことがより可能です。花崗岩のような硬質の墓石は そのようなことはありませんが、建てて何年か経つと光沢が無くなってくるものもあります。水を吸いやすい柔らかい墓石は苔むしたり、汚れが目立ってくることがありますし、寒冷地で吸水性の高い墓石などは凍結したい溶けたりを繰り返すうちにヒビが入って割れやすくなる可能性もあります。いくら見た目には美しくても硬度の低いものは避けた方が無難でしょう。石材店のアフターサービスが行き届いているかも確かめる必要があります。墓石にヒビが入ったり、欠けたりした場合にどのような処置をとってくれるかは後で重要な問題になってきます。